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いつかギラギラする日
監督 深作欣二
製作 奥山和由
脚本 丸山昇一
出演者 萩原健一
木村一八
音楽 菱田吉美
小川尚子
長谷川智樹
撮影 浜田毅
編集 川島章正
配給 松竹
公開 1992年9月12日 日本の旗
上映時間 108分
製作国 日本
言語 日本語
allcinema
  

いつかギラギラする日』は、深作欣二監督によるアクション映画1992年9月に松竹系で公開された。

概要編集

タイトル 編集

この「いつかギラギラする日」というタイトルは、本来は全く内容の異なる内容の作品だった。

  • 仁義なき戦い』シリーズによって、いわゆる「実録路線」が幕を開けた直後の1974年東映社長の岡田茂により『実録・共産党』の企画が立ち上がる。脚本を手がけたのは、『仁義なき戦い』シリーズでも深作とコンビを組んだ笠原和夫だった。共産党関係者の動員を見込んだものの、渡辺政之輔の描き方などを巡って共産党側と意見が割れ、企画倒れとなった。
  • その後1976年角川映画で名を馳せた角川春樹がこの企画に関心を持ち、深作と笠原に接近する。内容を改めた脚本が再び笠原により執筆され、その際に角川がタイトルを『いつか、ギラギラする日々』に変更させる。これは河野典生の小説のタイトルで、角川書店が版権を有していた作品だった。しかし亀戸事件の描き方などを巡って笠原と角川の意見が割れ、再び企画は頓挫する。この時点で「日本共産党の実録作品」という本来の路線は消失した。
  • さらにその後1980年代後半、松竹の奥山和由が深作に「アクション映画を作りたい」という企画を持ち込む。しかし映画の観客が女性主体となった時代背景を受け、深作は「いまさらアクション映画をやる意味があるのか」と気乗りしなかった。「たとえばタイトルをどうするんだ」という深作の問いかけに奥山が反応したのが『いつかギラギラする日』で、奥山が角川書店と交渉して権利を獲得した。こうして、東映の『実録・共産党』として始まった企画は紆余曲折を経て、松竹のアクション映画へと結実したのである。

ストーリー 編集

テンプレート:ネタバレ 仕事の度に手を組んでは、銀行強盗などを繰り返すギャングチームの神崎、井村、柴。ある日神崎と井村は柴から仕事を受け、北海道へ向かう。それは角町が持ち込んだ企画で、リゾートホテルの売上金2億を運ぶ現金輸送車強奪計画だった。4人は大胆な計画で強奪に成功する。しかし肝心の現金は5千万しかない。井村と角町はどうしても、緊急に5千万の現金を要しているが……

メインキャスト 編集

神崎:萩原健一
ギャングのボス。
角町:木村一八
ライブハウスオーナー。
井村:石橋蓮司
ギャングの一員。
柴:千葉真一
ギャングの一員。
麻衣:荻野目慶子
柴の女。
美里:多岐川裕美
神崎の女。

その他のキャスト 編集

西沢正浩(vo)、篠崎辰也(g)、恩田快人(b)、梅澤康博(dr)

メディア 編集

CD『いつかギラギラする日 ミュージック・ファイル』 1994年12月21日発売
発売元:バップ ASIN:B00005H0HU 廃盤
DVD『いつかギラギラする日』 2001年6月25日発売
発売元:バンダイビジュアル ASIN:B00005L82C
特典映像:特報・劇場予告編収録
VHS『いつかギラギラする日』 1993年5月20日発売
発売元:バンダイビジュアル ASIN:B00005EFAB

挿入歌 編集

ジャクスン・ジョーカー
「WANDERER」 「DO OR DIE」 
(アルバム『SHUFFLE AND DEAL』 インディーズレーベル(ACID HEAD) 1990年7月15日発売 AH-001 廃盤)
※「DO OR DIE」はアルバム『JACKS 'N' JOKER』(発売元:BMGビクター 1990年12月5日発売 BVCR-24 廃盤)にも収録
「BAD FRIENDS」
(アルバム『INSIDE OUTLAW』 発売元:BMGビクター 1991年9月21日発売 BVCR-52 廃盤)
「FREEDOM LAND」
(シングル 発売元:BMGビクター 1990年11月21発売 BVDR-23 廃盤)
※上記アルバム『JACKS 'N' JOKER』にも収録
萩原健一
「ラストダンスは私に」徳間ジャパンコミュニケーションズ 廃盤)
※上記CD『いつかギラギラする日 ミュージック・ファイル』にも収録

スタッフ 編集

カーチェイス 編集

  • 萩原健一の日産・テラノと、木村一八の真っ赤なポンティアック・ファイヤーバード・コーベルのド派手なバトルが物語の後半を盛り上げる。撮影のため、わずか3年落ちのテラノ2台(フロントガラス・車検ステッカーの更新月の違いで2台と判る)、新車のファイヤーバード2台(1台380万円の車だとの事)が用意されたが、すべて全損させるなど、この作品はカーアクションにはかなり力を入れている。
    ドリフトやハイスピード・ジャンプなどスピード感の求められるアクションに耐えられるよう、テラノはパワーのあるV6・3000cc版が使用されている。
    テラノが選ばれた背景として、テラノのカタログにはトレンチコートを着た男たちが劇中に登場したのと同じカラーリングのテラノを取り囲んでいるイメージ写真があり、これが劇用車選考において選択されたきっかけになったのではないかと思われる。(劇中、よく似たシーンが登場する)
    赤いファイヤーバードは91年にマイナーチェンジされたばかりの最新型で、ビッグ・トルクを生かしたホイールスピンや方輪走行、猛スピードでの横転などダイナミックなアクションを見せる。蛇足だが、同じ深作監督のカーアクション作品「暴走パニック大激突」(1976年)にも真っ赤なファイヤーバード・トランザムが登場しており、この点で両作品の近似性を見ることができる。
    この他、八名信夫演じるヤクザ事務所の車や大量の白パトがアクションに使用され、修学旅行生が乗った三菱製観光バス(車体のカラーリングから元函館バスと思われる)まで横転させている。
  • 西部警察を髣髴される爆破・カーチェイスが展開されているが、この作品では、西部警察でのアクション車の定番セドリックグロリアではなく、ギャング車・現金輸送車・ヤクザ車・白パトで当時廃車時期だったS80系~110系のクラウンがアクションに大量使用されているのが特徴である。現金輸送車のみ120系であったが、こちらも破壊されている。
  • ラスト、港でのテラノVSパトカー20台のバトルでは430セドリックや61系チェイサーが破壊用パトカーとして登場しているのを確認することが出来る。
    このシーンでズラリと並んだパトカー20台の周りだけ路面が濡れているのを確認できるが、これは路面が濡れていることによりパトカーのヘッドライトやパトライトが路面にキラキラと反射して、倍の台数がいるように見えるという深作監督アイデアの演出である。
  • この作品でカー・アクションを担当したカースタントTA・KAの話によると、一番難しかった所はラスト、テラノで夜の海へ飛び込むシーンだったという(千葉県木更津港でのロケ)。
    通常、クルマというものは水の中へ飛び込んでも窓さえ閉まっていれば2~3分は浮かんでいる状態になり、その間に準備を整え、落ち着いて窓をあければ安全に脱出することが出来る。しかし作中では銃撃戦によってほとんどの窓が割られている設定のため、海中へ飛び込んだと同時に、一気に沈める方針とのこと。夜の海中なので脱出しても上下左右が全く分からない危険なスタント。そのためテラノのリアシートを外し酸素ボンベをセットし、手元にはテンションのかかったシートベルトをカットするためにカッターナイフをガムテープで貼り付け、いざ本番へ挑んだという。結果はカメラワーク、照明を含め大成功であった。
    ちなみにスタントマンは窓から脱出するため小柄な人が担当しており、実際には飛び込んだと同時に猛烈な水圧で酸素ボンベは外れてしまったそうである。


テンプレート:Movie-stub

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