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テンプレート:文学なぞの転校生』(なぞのてんこうせい) は、眉村卓ジュブナイル小説1967年刊)と、それを原作とする映画・ドラマなどの作品。眉村卓のジュブナイル小説の代表作の一つ。

概要 編集

当初は、タイトルを「白い旋風(つむじかぜ)」とするつもりだったが編集部の要請で「なぞの転校生」と改題。少年少女向きの物語だが、核戦争や科学の進歩の功罪など深いテーマを扱っている。

テンプレート:ネタバレ

ストーリー 編集

大阪の阿南中学校に通う2年生の少年岩田広一は、団地の隣部屋に突然引っ越してきたギリシャ彫刻を思わせるような美少年と、エレベーターに乗りあわせた。一時の停電に過剰な行動を取り、見たことも無い道具を使う。彼は、広一のクラスへの転校生だった。名前は山沢典夫。勉強もスポーツも万能なのだが、雨の中に放射能が含まれると言い、文明への批判を口にする。彼によく似た人々が居ることが分かり、やがて驚きの事実を知ることになる。

登場人物 編集

  • 岩田広一
この物語の主人公で大阪の阿南中学校に通う運動好きの2年生の少年。やがて転校生典夫の正体に疑問を抱くようになる。
  • 香川みどり
広一のクラスメートで、卓球の達人。やがて転校生典夫に好意を抱くようになる。
  • 山沢典夫
広一やみどりのクラスに転校してきた謎めいた少年。美形の上に成績優秀でスポーツなど何事にもずば抜けているが科学の文明を嫌悪している。
  • 大谷先生
広一やみどりのクラスの担任で、生徒達のことを温かく見守っている。担当科目は、理科。

ドラマ版 編集

1975年11月17日~12月3日に当時人気のあったNHK少年ドラマシリーズの1作として放送された。全9話。内容は、原作とほぼ同じ。翌1976年12月27日~31日に再放送されている。

NHKが所持していたマスターテープは他の撮影に使い回されたため、本作の映像は保存されていなかったが、家庭用VTRで録画された映像が全話現存し、NHKに寄贈されたため、再び視聴することが可能となった。DVD化されたほか、2006年9月よりミステリチャンネルにて再放送されている。

原作との相違点編集

  • 原作では大阪が舞台だったのに対して、ドラマ版は東京の武蔵野が舞台となっている。
  • 原作では典夫は東京の千代田区から大阪に転校して来たという設定である。しかし、ドラマ版では東京都の港区から武蔵野に転校して来たという設定に変わっている。
  • ドラマ版では広一の父親が、会社の課長。そして、香川みどりの家は、花屋を経営しているという設定が加わっている。
  • 原作では、典夫は一人っ子で両親がいるという設定。しかし、ドラマ版は典夫には父親しかいなく母親はすでに死んでおり、さらに兄と妹が一人ずついたが母親と同様にすでに死んでいるという設定が加わっている。
  • ドラマ版では典夫は超能力の持ち主であり、典夫自身が不良の上級生にリンチされている所を逆に超能力で気絶させ撃退するシーンや、マンションの屋上で追ってきた広一を同じく気絶させるシーンが追加されている。
  • ドラマ版では典夫の耳には仲間同士のサインである星型のマークがあるが、原作にはそのような設定はない。
  • 原作でマンションの屋上での典夫との別れのシーンでその場にいたのは広一と広一の母と大谷先生の3人だったが、ドラマ版では、広一の母ではなくみどりに替わっている。
  • 原作では別れる際に典夫は、広一にレーザーガンを渡すが、ドラマ版ではそのようなシーンはない。

その他編集

  • 撮影は、ロケは行わずに全てスタジオ内で撮影された。
  • 当初は岩田広一役の高野浩幸が転校生山沢典夫の役を、山沢典夫役の星野利晴が岩田広一の役をやる予定だった。しかし、演出の黛叶が星野の方が転校生役にふさわしいと考え、役が入れ替わった。

スタッフ編集

      黛叶(5話~9話)

キャスト編集

映画版 編集

バンダイビジュアルによって製作され1998年12月26日に公開された。タイトルと登場人物の名前は、原作と同じだが人物設定が異なっているなど内容は全く別の作品である。

原作との相違点編集

  • 原作では岩田広一が主人公だったが、映画版では香川翠(みどり)が主人公になっている。
  • 原作では登場人物が中学生という設定だったが映画版では高校生という設定になっている。
  • キーパーソンの転校生が典夫ではなく、岩瀬真祐未という原作には存在しない人物になっていて、典夫は翠の中学生時代の転校生という設定になっている。
  • 映画版では転校生は、成績優秀でスポーツなど何事にもずば抜けているという設定がない。
  • 典夫が広一のマンションに引っ越してきたのではなく真祐未が翠のマンションに引っ越してきたという設定に変わっている。
  • 原作では〝次元ジプシー〟だったが、映画版では〝次元放浪者〟となっている(詳しくは下の〝その他〟の項目を参照)
  • 原作では翠は卓球の達人という設定だったが、花が好きな少女という設定になっている。
  • 原作では岩田広一と山沢典夫の二人の少年が物語の軸になっていたが、映画版は香川翠と岩瀬真祐未の二人の少女が物語の軸になっている。
  • 原作は核戦争が重要なテーマだったのに対し、映画版は異次元世界についてが重要なテーマになっている。
  • 映画版では異次元の世界に頻繁が登場し香川翠たちは頻繁に行き来する。

ストーリー編集

女子高生・香川翠(みどり)のクラスに謎めいた少女・岩瀬真祐未が転校して来た。翠は転校生・真祐未と親友になり、ある日、真祐未は、自分は別の世界から来た人間であり、自分のいた世界は核燃料を搭載した人工衛星の落下で崩壊し、母と次元ジャンプによって逃げてきたのだと翠に言った。その時、真祐未は次元ジャンプできる力を身につけてしまう。翠も次元ジャンプできる能力を得た。そして、頻繁に世界崩壊後の異次元世界に行き来し、そこで真祐未たちレジスタンスと共に、「敵」と戦うことになる…。

スタッフ編集

キャスト編集

その他 編集

映画版では“次元ジプシー”ではなく“次元放浪者”となっている。さらに青い鳥文庫の復刻版では“次元放浪民”となっている。そもそもジプシーとは、北インド発祥の移動型民族(単に“放浪者”という意味もあり)のことで彼らに対する差別用語だからである。現在は彼らの自称であるロマが用いられる。

参考文献 編集

関連項目編集

外部リンク 編集


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