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地球防衛軍
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監督 本多猪四郎
製作 田中友幸
脚本 馬淵薫
出演者 佐原健二、平田昭彦、白川由美
音楽 伊福部明
配給 東宝
公開 1957年
  


地球防衛軍 』(ちきゅうぼうえいぐん) は、1957年に公開された、東宝制作の特撮SF映画

日本初の宇宙人による侵略ものであり(ただし前年侵略もの『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』が公開されており、等身大ロボットと円盤が出てくる。あくまでも「宇宙人が出てくる」という意味での日本初である)、巨大ロボットが登場する日本初の映画。

1978年3月18日公開の東宝チャンピオンまつりでリバイバル上映された。

テンプレート:ネタバレ

あらすじ 編集

のどかな富士山麓の村祭りの夜、地中から炎が噴出するという奇怪な山火事騒ぎが起こる。騒ぎの中、天体物理学者の白石亮一が失踪した。渥美譲治は残された白石の論文「ミステロイドの研究」を安達賢治郎博士に届けるが、その内容は途中で終わっていた。その後、白石が住んでいた村に山崩れが起こったとの報告に、調査に向かった渥美の前に怪ロボット(モゲラ)が出現した。火炎放射器機関銃の攻撃をものともせず、村落を次々に破壊する怪ロボットを、出動した防衛隊は鉄橋ごと爆破するという手段で、ようやくその進攻を止めるのだった。

白石報告書の通り、正体不明の怪円盤が頻繁に目撃される現象に、安達博士は白石報告書を公表、富士山麓に調査団が派遣された。調査団の眼前に出現した巨大ドームの主は、自らを「ミステリアン」と名乗り、半径3キロの土地の割譲と地球人の女性との結婚の自由を要求してきた。5千年前自らの星ミステロイドを、核戦争で失ったミステリアンは宇宙を放浪の末、地球にやってきたのだ。

要求に疑惑を感じ、拒否した防衛隊は通常兵器を中核とした戦力、野戦砲・M4中戦車隊・ジェット戦闘機で、驟雨の如き攻撃を浴びせるが、いまや要塞と化したミステリアンドームは全く痛手を受けた様子を見せず、逆にドームから発せられた熱光線の反撃で、跡形もなく溶解され、退けられてしまった。勇敢にもミステリアンドームに単騎肉薄攻撃を仕掛けた戦車もいたが、突如生じた地割れに車体が飲み込まれるという有様で、防衛隊は敗走した。

緒戦の勝利を誇るものか、ミステリアンの活動は日に日に目立つようになっていた。ミステリアンは東京の空に円盤を飛ばし自分達を攻撃しないよう政府へ働きかけるよう市民に呼びかける。更に行方不明になっていた白石亮一はミステリアンに寝返っていた。対話を試みたリチャードソン博士インメルマン博士に対し、白石は「勝つのは、地球人でもミステリアンでもなく科学だ」と言い放つ。それを受けてリチャードソン博士は「それでも我々は戦わなければならない」と発言。諸外国の政治家および軍人は、東京でミステリアン対策会議を開催し侵略者との決戦を富士山麓にて行うことを決意する。

通常兵器ではまったく歯が立たないミステリアンに対し、諸外国からの援助で、空中戦艦アルファ号ベータ号、そして長距離からのオネストジョンによる攻撃が決定される。指揮をとるアルファ号に対し、前線に出て攻撃を行うベータ号はナパーム弾による高熱攻撃をミステリアンドームに対し試みるが、やはりドームからの熱光線攻撃で木っ端微塵にされてしまった。

地球側に有効な兵器なしと見て取ったか、ミステリアンは要求を半径120キロの土地に拡大してきた。もともとミステリアンは侵略が目的だったのだ。焦燥に満ちた危機の中、地球側にもようやく、対抗手段が登場した。ミステリアンの熱光線に耐えるマーカライト、それを応用した超巨大パラボラ戦車・マーカライトファープとマーカライト塗装を施したアルファ号で決戦に挑もうというのだ。機動力に欠けるマーカライトファープの欠点を補うため、専用輸送ロケットマーカライトジャイロが投入配備され、決戦の準備が着々と整えられる。しかし、マーカライトの効力は75分までと限界がある上、ミステリアンドームへ決定的な打撃を与えられる性能を持つ電子砲は未だ完成しないままであった。決戦の行方は…。

ミステリアン 編集

かつて火星木星の間にあったといわれる故郷第5惑星「ミステロイド」を核兵器で滅ぼしてしまったがために宇宙の漂流者となったが、地球に目を付け侵略を開始。半径3キロの土地の割譲と地球人の女性6名との結婚の自由を要求し、ロボットモゲラなどで攻撃をしてきたが、地球人の開発した直径200メートルのパラボラアンテナ型兵器マーカライト・ファープと電子砲に敗れ去り逃げていった。

スタッフ 編集

キャスト 編集

ロケ地 編集

その他 編集

  • 英題は "The Mysterians"。
  • 本作に登場するロボット怪獣は今日「モゲラ」と呼ばれているが、作中では名称に関する言及は無い。なお、1994年に制作された『ゴジラvsスペースゴジラ』で、対ゴジラ用兵器MOGERAとして復活している。
  • アメリカでは、モゲラのシルエットは鳥のように見えるらしく、「バード・ロボット」と呼ばれている。
  • 画面を彩るスーパー兵器群のデザインは、小松崎茂による。
  • 姉妹篇に『宇宙大戦争』があり、安達博士、リチャードソン博士・インメルマン博士が同役で再登場している(ただし安達博士、リチャードソンを演じたのは別の俳優)。
  • ミステリアンの円盤のミニチュアは、『宇宙大戦争』のナタール円盤に流用された。
  • 宇宙人のモノマネをする時、喉を叩きながら「我々ハ宇宙人ダ」という人が多いが、本作登場の土屋嘉男演ずるミステリアン統領の話し方がその元にになっていると言われる。
  • 土屋嘉男によると、ミステリアンのマスクはアイスクリームの容器の改造だという。また、マントは当時最新技術を導入したガラス繊維製で、皮膚に繊維が刺さってとても痛かったという。撮影時のストレスも大きく、ミステリアン役の俳優が一人過労で亡くなったという。
  • 川北紘一特撮監督は、中学生の折に本作品を観て感激し、東宝入社を決意した。
  • クランク・アップ直前に、ソ連人工衛星スプートニクの打ち上げに成功。急遽、ラストシーンに同様の人工衛星打ち上げのシーンが付け加えられ、スピードポスターにもスプートニクの写真が挿入された。

参考文献 編集

  • 『キングコング対ゴジラ/地球防衛軍 (東宝SF特撮映画シリーズ5)』 ISBN 4924609161


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