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妖怪百物語』(ようかいひゃくものがたり)は、1968年3月20日に公開された大映製作の特撮映画。併映は『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』。

妖怪大戦争』『東海道お化け道中』と並び、大映の妖怪三部作と称される。

あらすじ 編集

豪商・但馬屋利右衛門は寺社奉行の堀田豊前守や町内の権力者を抱き込んで、貧しいながらもつつましく暮らしている人々の住む長屋を無理やり取り壊し、岡場所を作って利益を上げようと目論んだ。そして、余興として豊前守らを招いて、百物語の会を催す。これは、百話の怪談をひとつ語り終る度に百本の灯りを一つずつ消していくもので、最後の灯りが消えたとき、妖怪が出ると言われていた。そのため、百物語の終りには必ず、憑き物落しの呪い(まじない)を行う作法になっていた。

だが利右衛門は、百物語が終っても呪いを施さず、客たちに土産の小判を渡してさっさと帰してしまったのである。怪異はすぐに現れた。帰途についた客たちはおいてけ堀の不気味な声に脅されて、小判をすべて堀の中に吸い込まれてしまったのだ。

一方、豊前守らは百物語の会に潜り込んでいた若い浪人を警戒する。自分たちの不正を探っているのではないかというのである。また、但馬屋は長屋の取り壊し中止を求める住民の嘆願を握りつぶし、やってきた伍平を殺害、強引に工事を始め、長屋の敷地に祭られていた古い社もつぶしてしまった。たちまち怪異が起こり、妖怪が出現、指揮していた但馬屋の手代の重助は店に逃げ帰る。但馬屋利右衛門は重助と共に様子を見に行くが、再び妖怪が現われ、狂乱して重助と刺し違えて死んだ。

堀田豊前守の前にも大勢の妖怪が姿を現した。屋敷の門が音も無く開く。実は、人の目に見えないだけで、妖怪たちが入って来たのである。豊前守は妖怪の群れに取り巻かれ、翻弄され、正気を失う。そこに入ってきたのは例の若い浪人。実は豊前守の不正を探っていた隠密であった。それを見て一瞬正気に戻った奉行は腹を切って果てる。それを見届けた妖怪たちは、深夜の町を騒ぎ狂いながら行進し、夜明けと共に消えていった。

物語は全体として怪談仕立てであるが、少し頭の弱い但馬屋のせがれ新吉が傘のお化けと戯れるユーモラスなシーンもある。

スタッフ 編集

  • 企画:八尋大和
  • 監督:安田公義
  • 特技監督:黒田義之
  • 助監督:太田昭和
  • 脚本:吉田哲郎
  • 撮影:竹村康和
  • 音楽:渡辺宙明
  • 美術:西岡善信、加藤茂
  • 録音:大角正夫
  • 音響効果:倉嶋暢
  • 編集:菅沼完二
  • 擬闘:楠本栄一
  • スチル:小山田輝男

キャスト 編集


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