『居酒屋兆治』（いざかやちょうじ）は山口瞳の小説、また、それを原作にした1983年公開の日本の映画。また、1992年放送の三村晴彦監督のTVドラマ。
あらすじ[]
函館で妻と共に居酒屋「兆治」を営む無口な男、藤野英治。彼と初恋の女性は、生活のため合意の上で別れたのだったが、幸せになった筈の元彼女は不幸になっており、断ち切った筈の過去が、もつれた人間関係が、しがらみが、次々と英治の心を苛むのだった。
映画版[]
出演[]
- 藤野英治 - 高倉健
- 主人公。函館で居酒屋「兆治」を営む無口な男。
- 藤野茂子 - 加藤登紀子
- 英治の妻。夫とともに「兆治」を切り盛りする。
- 河原 - 伊丹十三
- 兆治でくだを巻き、英治になにかとケチをつける客。三光タクシー副社長。
- 佐野 - 細野晴臣
- 「兆治」の常連客。市役所職員。
- 神谷さよ - 大原麗子
- 英治の元恋人。
- 岩下義治 - 田中邦衛
- 英治の親友。「兆治」の常連客。精肉店経営。
- 峰子 - ちあきなおみ
- 「兆治」の向かいにある小料理屋「若草」を営む陽気な女性。
- 有田 - 山谷初男
- 英治の元同僚。「兆治」の常連客。
- 小寺 - 河原さぶ
- 英治の元同僚。「兆治」の常連客。
- 越智 - 平田満
- 英治の元同僚。「兆治」の常連客。
- 堀江 - 池部良
- 「兆治」の常連客。生命保険会社社員。
- 秋本 - 小松政夫
- 「兆治」の常連客。タクシー運転手。
- 神谷久太郎 - 左とん平
- さよの夫。牧場経営。
- 河原洋子 - 中島唱子
- 河原の妹。
- 秋本鈴子 - 立石凉子
- 秋本の妻。
- 岩下靖子 - 片山満由美
- 岩下の妻。
- 吉野耕造 - 佐藤慶
- 北洋ドック専務。
- 井上 - 美里英二
- 「若草」の常連客。井上造船所勤務。
- 相場先生 - 大滝秀治
- 小学校校長。
- 相場多佳 - 石野真子
- 相場の妻で、30歳年下。
- 小関警部 - 小林稔侍
- 中村巡査部長 - 三谷昇
- 沢井 - 石山雄大
- 市役所職員。
- 松川 - 東野英治郎
- 英治の師匠。焼き鳥屋経営。
- ミーコ - 好井ひとみ
- 「若草」のホステス。
- 勝子 - 大沢ゆかり
- キャバレーのホステス。
- エミリー - 水木薫
- キャバレーのホステス。
- 桐山少年 - 佐野秀太郎
- モツ屋 - あき竹城
- アベックの男 - 武田鉄矢
- アベックの女 - 伊佐山ひろ子
- 酒場の客 - 山口瞳、山藤章二
主題歌[]
- 「時代おくれの酒場」 歌:高倉健 作詞・作曲：加藤登紀子
DVD[]
- 「居酒屋兆治」
- 「高倉健 DVD-BOX」
テレビドラマ版[]
1992年7月10日、フジテレビ系の「金曜ドラマシアター」枠で放送。
キャスト[]
- 藤野英治：渡辺謙
- 藤野茂子：桜田淳子
- 神谷さよ：美保純
- 永島暎子
- 立川三貴
- 三谷昇
- 金田明夫
- 段田安則
- 立石凉子
- 阿藤海
- 岡本富士太
- 杉本哲太
- 川谷拓三
- 片桐はいり
- 奥村公延
- 穂高稔
- 二瓶鮫一
スタッフ[]
- 製作：フジテレビ、国際放映
- 監督：三村晴彦
- 脚本：安倍徹郎
- 音楽：小六禮次郎
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