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暗いところで待ち合わせ』(くらいところでまちあわせ)は、乙一の長編小説である。

幻冬舎から文庫書き下ろしとして2002年に刊行された。2006年映画化され11月25日より単館系で順次公開された。

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ストーリー編集

目の見えないミチルの家に、殺人容疑で警察に追われたアキヒロという男が逃げ込み、気付かれないように潜み始める。数日後、ミチルは誰かがいることを確信するが、「もし悪い人で、襲われるようなことがあったら、舌を噛み切って死ねばいい」と思い、気付かないふりを続ける。しかし、アキヒロは物音を立てないよう静かにしているだけで、危害を加えるどころか、むしろミチルが大怪我をしそうになるところを助けてくれたりする。そんな二人の奇妙な共同生活。

登場人物編集

本間ミチル(ほんま みちる)
交通事故が原因で視力をほとんど失った女。そのため、大学を中退する。一年前に父を亡くしてからは、一人暮らしをしている。他人と接する事を好まず、カズエと外出する以外はほとんど家に閉じこもっており、居間で寝転んで一日を過ごしている。最初は何も知らないアキヒロの存在をいぶかしんでいたが、さりげなく助けてくれるアキヒロに次第に「悪い人ではない」と思うようになる。
大石アキヒロ(おおいし あきひろ)
一年前に、印刷会社に就職した男。人と接するのが苦手で、いつも周囲から孤立している。職場の上司の松永とは、お互いに相手を快く思っていなかった。そのせいで陰湿な職場いじめを受けていた。松永の殺人容疑から警察に追われ、ミチルの家に逃げ込み、彼女に気づかれないよう息を潜めるが、細かなことで彼女を助けるようになる。
二葉カズエ(ふたば かずえ)
小学生からのミチルの幼馴染。引きこもり生活を送るようになるミチルに孤独な人生を歩んで欲しくないと心から思っており、何かと理由をつけては外に連れ回す。大学を卒業したが、就職はせずアルバイトをしながら生活している(ミチルも同じ大学だったが、失明の影響で中退)。弟や妹など、家族と暮らしているとみられる。リーダーシップがあり周りを引っ張るタイプだが、小学生の頃は内気な性格だった。目が見えなくなったミチルのたった一つの外部界とのつながりになる。
松永トシオ(まつなが としお)
職場でのアキヒロの先輩。昔、新入社員をいじめていたら辞めてしまった、二股をかけている、などという話を飲み会で自慢する、極めて無神経な人間。アキヒロを見下し、失敗をきつく叱責したりする。駅のホームから突き落とされ、死亡した。
三島ハルミ(みしま はるみ)
ミチルの家の近所に住む。風で飛ばされたミチルの洗濯物を拾った事がきっかけで、ミチルと親しくなる。普段はイタリアンレストラン『メランザーネ』で働いている。
ミチルの父
ミチルが塞ぎこまないように、点字を共に学ぶ。脳卒中で他界。
若木(わかぎ)
職場でのアキヒロの後輩。アキヒロよりも一期下だが、松永に気に入られているためアキヒロよりも良い扱いをされている。

映画編集

暗いところで待ち合わせ
監督 天願大介
脚本 天願大介
出演者 田中麗奈
チェン・ボーリン
井川遥
宮地真緒
岸部一徳
佐藤浩市
音楽 めいなCo.
撮影 古谷巧
編集 阿部亙英
配給 ファントム・フィルム
公開 2006年11月25日
上映時間 129分
製作国 日本
言語 日本語
allcinema
キネマ旬報
  


暗いところで待ち合わせ」(英題:Waiting in the Dark)として、2006年11月25日から順次全国公開。

キャスト編集

スタッフ 編集

原作との相違点 編集

  • ミチルはピアノを弾けるという設定で、たまにピアノを弾く。
  • 大石アキヒロは「中国人のハーフで、中国育ち」という設定になっている。
  • アキヒロが、ミチルが寝ている間に強くなりすぎたストーブの火を弱めるシーンがない(映画では炬燵に変えられているため)。

ロケ地 編集

外部リンク編集


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