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着信アリ』(ちゃくしんアリ)は、角川書店が刊行した秋元康原作のホラー小説シリーズである。

テンプレート:文学

概要 編集

現代社会の必需品ともいえる携帯電話を題材にしており、死の予告電話がかかってきた人物がその予告通りに死んでいくストーリー。主人公は全て女性であり、日本、台湾、韓国などを舞台にしている。事件を起こす人や死の予告電話の元凶を作る人は全て虐待イジメなどで理不尽に心や体を傷つけられた者で、互いに共鳴しあい、事件を起こす。

角川書店のメディアミックス展開によって、映画漫画テレビドラマなどで発表されている。

また、米国では2008年1月4日にはワン・ミス・コール(One Missed Call)というタイトルのハリウッドリメイク版が公開された。 日本では2008年7月19日に角川より公開。

作品群 編集

小説 編集

  • 『着信アリ』 (2004年1月17日、ISBN 4-04-174514-4
  • 『着信アリ2』 (2005年12月25日、ISBN 4-04-174516-0
  • 『着信アリ テレビドラマ版』
  • 『着信アリ Final』
  • 『着信履歴』 (2004年、野性時代新創刊3号に秋元康書き下ろし、「着信アリ」の後日談)

漫画編集

映画 編集

テンプレート:ネタバレ

携帯電話 編集

このシリーズでは、携帯電話が重要な役割を演じている。被害者の受ける電話の特徴は次の通りである。

  • 発信者は自分の携帯電話の番号である。
  • 着信履歴に残る時刻は未来の時刻である。未来の時刻は不定で数分~数十分後という短いものから三週間~半年後という長いものまである。
  • 着信メロディは登録の有無に関わらずどの人も同じメロディが用いられ、自分の携帯電話が鳴っているとは気付かない場合もある。
  • 音声による予告の場合は、留守番メッセージに被害者自身の声や周囲の音が入っている。予告時間になると録音されていたものと全く同じ音や声が発せられる。
  • メールによる予告の場合は、被害者の写真や動画が添付されている。
  • 被害者の携帯電話に登録されている電話番号から次の被害者が選ばれる。死の予告を受けた次の被害者が死ぬと、上記と同じような行動をする。(テレビドラマ「着信アリ」の場合は例外)
  • 死に方は即死ではなく殆ど苦しみながら死ぬことが多い。(これは死の予告を送っている殺人鬼が残忍な殺し方を好むからだと思われる。実際、岡崎陽子が死の予告で電車に轢かれ、右手足を切断する重症を負ったのにも関わらず即死ではなかった)
  • 被害者は、その着信時刻にその電話の内容通りの台詞を自分が口にしたことや音に気付き、自らの死を悟り苦しみながら死んでいく。稀に着信履歴の時刻より早く死ぬこともある(原作で妹尾刑事が予告時間の一日前に死亡している)。
  • この予告を受けてしまうとその運命から逃れることは難しい。電源を切ったり、解約したり、破壊してもつきまとわれる。ただ、この予告を携帯電話の所有者以外の人が取れば、電話を受け取った人が身代わりとして死ぬことになる。また、死の予告を受けても誰かに転送すれば、死の予告から逃れることができるが、転送出来るのは、最初に着信を受けた人だけで転送された人はその予告を転送した人にも、他の人にも転送することができず、そのまま死んでしまう。犠牲を一人も出さずに死の運命から完全に逃れるにはそれを送る元凶をどうにかする必要がある。
  • 携帯電話の機能が向上するたびに、その機能に応じて新しい予告の形態が現れる。逆に辿ると携帯電話や、電話などの無かった時代には、「死の予告手紙」が被害者の筆跡で送られてきていた(実際、80年前に台湾のある炭鉱の近くの村の人々が一人を除いて全滅している)。内容は「何日後、または何ヵ月後にこういう風にして死ぬ」という感じである。また普通電話の予告の場合は、電話を取ると被害者が出たらしくさらに、被害者の声で、「お前はいつ、どこで、こういう風にして死ぬ。」という言葉を聞かされて、その被害者は予告通りに死ぬことになる。FAXという形でも死の予告が送られていた可能性もある。しかし、どんなに機能が向上しても苦しみながら死ぬと言う事は今と昔も共通することである。おそらくパソコンにも死の予告メールが送られて来ていると思われる。
  • 被害者が死んだ後、ほとんどの場合に口の中に赤黒い飴玉が発見される。

「着信アリ」編集

ストーリー 編集

女子大生中村由美柴咲コウ)の合コン仲間であり友人でもある岡崎陽子河合ケンジが、謎のの予告電話によって次々と不可解な死亡を遂げていく。その死の予告電話の内容は、何故か未来からの発信時刻で来ており、死ぬ瞬間の声や映像、画像が送られてきてその未来の時刻に差し掛かった時、その通りに死んでしまうのである(詳しくは上記を参照)。 新たに死の予告電話を受けた小学校からの幼馴染みの友人・小西なつみ吹石一恵)を救うため、由美は謎の山下弘堤真一)の協力を得て事件の真相を追う。が、間に合わず、彼女も今までと同様に予告通り、テレビの生放送中に悲惨な死を遂げてしまう。そしてその直後、遂に由美自身が死の予告電話を受けてしまう。大きく取り乱す由美。山下はそんな由美を励ましつつ彼女を救うために、事件の真相を懸命に追い続けた。その結果、呪いの元凶は水沼マリエという女性ではないかとの疑いが強くなっていった。彼女は娘二人を何度も病院に運び看病する事で良い母親を演じることに快感を得る代理ミュンヒハウゼン症候群という精神病を患っていたのではないかという事から、この疑いが浮上したのだ。 果たして本当にそのマリエという女性が今回の一連の事件を起こし、今でも殺戮を繰り返している殺人鬼なのだろうか?一方由美も独自の調査を続け、移転前の旧加賀美病院がある事を新加賀美病院から聞き出す事が出来たのである。そしてついにその呪いの元凶があるとされる旧加賀美病院を見つけた二人は、その真相を確かめるため、漆黒の闇に包まれた廃病院にへと乗り込んでいく…。

登場人物 編集

主要人物 編集

  • 中村由美(柴咲コウ)
どこにでもいそうな普通の女子大生。『着信アリ』のヒロイン。
後に第二の美々子とも言われる。その名の通り物語の終わりに差し掛かった所で殺人鬼に豹変する。幼い頃、母親から虐待を受けていた。守ってくれていた祖母が首を吊り、その現場を母親に障子の穴から無理矢理見せられた時に受けたショックから、覗き穴恐怖症となる。なつみ曰く、小学校の理科の実験の時、顕微鏡を覗くことが出来ず、泣きじゃくった事がある。
友人や知人が次々に変死を遂げていた頃、葬儀屋に勤めていた山下弘に出会い、ともに死の予告電話の謎を解明していく。小学校の頃からの友人の小西なつみを救うために奔走したが間に合わなかった上に、小西なつみの首が落ちた直後に携帯電話が鳴り8月7日20時26分の予告を受ける。山下弘に何度も励まされつつ、調査を続け旧加賀見病院に乗り込み水沼毬江を見つける。襲ってくる水沼毬恵を受け止め、かつて自分を虐待していた母親に接するように従順な姿勢を見せた所、水沼毬恵の動きが止まり白骨化した(ひたすら謝られたことにより、毬恵はかつての自分を思い出し成仏したものと思われる)。安心して山下と別れ家に帰り、シャワーを浴びた後、時計が何故か反対の方向に回り始め、丁度予告時間までに戻った時、水沼美々子に襲われ(たというより、美々子に共鳴したと言った方が妥当)殺人鬼に豹変し、山下が本当の真実を知って彼女の家に来た所を果物ナイフで腹部を刺した。だが急所を外していたためこの時点で殺人未遂で終わったが、その後、彼を旧加賀美病院にて殺した。
『着信アリ2』では、解離性同一性障害の患者として都立藤沢病院に収容された。病室で山下や彼女の母親を殺したと本宮刑事に明かした後、彼を殺害して失踪(映画版での本宮刑事は由美の死亡を聞き、死体の確認に行く最中事故に合って死亡する)。その後、2月9日に妹尾刑事の前に突然現れて妹尾刑事を殺害し、2月10日に多摩川で妹尾刑事との入水自殺に見せかけて死亡(その要因はおそらく、美々子に見限られたか何かで失望したものと思われる)。
妹の律子の死亡に疑問を持ち、12年勤めた建築会社から葬儀屋に転職して独自の調査を行った。本宮と同じく、マスコミが嫌いである。
中村由美に協力し、事件の核心に迫った。旧加賀見病院で水沼毬恵を発見し事件を解決した後、水沼毬恵が残したと思われるビデオテープを夢の木学園で見て、事件の発端が水沼毬恵ではなく娘の水沼美々子であることを知る。急いで車を走らせ、中村由美の元に駆けつけたが、時既に遅く、美々子と共鳴して殺人鬼に豹変していた由美に果物ナイフで刺される。幸いにも刃は急所をはずしていたため、旧加賀美病院にて一命を取り留めるものの、意識を取り戻した8月10日、見舞いに来ていた由美に剃刀で喉をザックリ切られて死亡する。この事は『着信アリ2』の回想シーンで知る事ができる。

重要人物 編集

  • 水沼菜々子
毬恵の次女であり、美々子とは異父姉妹と思われる。ちなみに父親はマリエの実の父親からの性的暴行で産まれた美々子とは違い、彼女が働いていたバーの客だったらしい。毬恵が失踪した後、養護施設「夢の木学園」に預けられた。美々子からの虐待が原因なのか話す事はできない(死の着信で死亡した被害者の口から出る飴玉と同じ飴玉を山下たちに見つけられた時、彼女曰く「早く良くなってね、ってお姉ちゃんがくれたの」と山下に言ったらしい)が、毬恵がビデオカメラで隠し撮りしていた美々子による虐待シーンを納めたビデオテープや、死の予告電話で死亡した遺体の口から落ちる飴玉と同じ飴玉を持っているなどして、一連の事件の謎を解く重要な鍵となった。その後どうしているかは不明であるが、現在は施設で暮らしているらしい。

被害者 編集

  • 高島里奈(映画版では土屋里奈)(伊藤かな
スキューバダイビングサークルに所属している女子大生。2003年7月16日に、誰かが溺れているような音の入った留守電を聞く。その留守電の着信日付23日10時47分、東伊豆の富戸海岸でダイビング中に何者かに足を引っ張られ、溺死する。陽子曰く、彼女のサークル仲間が引き上げた時、顔が物凄い形相だったらしい。
  • 山下律子
世田谷区職員で臨床心理士。水沼毬江の娘への虐待について加賀見病院から相談を受ける。1月15日に住んでいたアパートの部屋から出火。全身に重度の火傷を負い、運ばれた病院で死亡。警察には自殺と断定される。突然の妹の死に、悲しみにくれる兄の弘が駆けつけた時に何故か焼け爛れた口の中に赤い飴玉が入っていた。彼女の死をきっかけに弘は事件の真相を追い始める。余談だが、彼の携帯の着メロは律子が好きだったメロディーを入れてある。原作ではディズニーの「星に願いを」だったが、映画版では別の着メロが入れてあった。
高校時代は高島里奈の一つ上の先輩だった女子大生。河合健二の彼女。7月26日、合コンの最中に自分の声と悲鳴の入った留守電を受け、合コンの参加者全員が内容を確認する。その着信時刻28日23時04分に、合コンの参加者の一人だった中村由美と電話していて同じ声と悲鳴を発して電車に轢かれ右手右足切断の上、無残に死亡(実は即死ではなかった)。葬式の時に遺体の口の中に赤い飴玉が発見される。
  • 河合健二(映画版では河合ケンジ)(井田篤
大学生。岡崎陽子とつきあっていたが、小西なつみに乗り換える。8月3日に予告を受け同日20時12分に鉄塔に登り、その送電線につかまり感電死する。映画版では、エレベーターのドアの中に吸い込まれて(何者かの見えない手に引きずり込まれて)転落死する。
女子大生。8月3日深夜に携帯電話で画像が添付されたメールを受け取る。8月6日22時39分の着信になっており、画像は、なつみの顔とそれを両側から挟む青白い手の写真だった。時間が経過するにつれ徐々に手が首を回転する画像が送られてくる。この話をかぎつけたテレビ局が特番を組んで生放送を行い何も起きないことを証明しようとしたが、放送中、予定時刻に現れた手が写真の通りになつみの首を一回転させた後に引き千切った。首は落ち、口の中から赤い飴が転がり出た。映画版では、自らの腕で首を締め上げた挙句、引き千切って絶命するという壮絶な最期を遂げた。
インチキ霊能者。テレビの生放送中に小西なつみの御祓いを行うが、見えない力に突き飛ばされ(おそらく美々子の念力の力によるものとされる)、護摩壇の火が袈裟に移り全身が燃え上がり、大火傷を負う。しかし死んではいない。

だがDVD『着信アリ』の特典ディスクにて『着信アリ1.2』という題で白水のストーリーがあり、死の着信を受け、間もなくタライが頭部を直撃し死亡した。(本編と関連性があるのは確かだが、おそらくネタ作品だと思われる)

東西テレビのバラエティ班プロデューサー。かなりの長身で、胡散臭い感じの男である。小西なつみを取材し生放送を企画した。映画版では安否不明だったが、原作では番組終了後、夜通しで事情聴取を受け翌朝に、誰に向かって言ったのか、「ざまあみろ」と言いながら職場の窓から飛び降り自殺。死の予告電話に踊らされた人物ではあるが、霊とは直接関係無く死んだ。
美々子と菜々子の母親。当初、死の予告電話の重要人物と目された。16歳の時に実の父親から性的虐待によって美々子を身篭ってしまう(映画版では突然、押入って来た男にレイプされて、身篭ったという過去である)。しかし当時彼女は宗教にハマっていたらしく、この子には何の罪もないと言って美々子を堕児さなかったため、母親の浩子に家を追い出されてしまう(映画版では美々子を産む事を望んでいなかった)。その後、1人で美々子を出産した。その後に、働いていたバーで知り合った客との間の娘である菜々子を出産する。短期間のうちに 娘の美々子と菜々子を何度も救急治療に運び込んでいたため、実の娘を虐待して病院に運び、看病して良い母親を演じる精神病(代理ミュンヒハウゼン症候群)にかかっていたのではないかと言われ、娘が死んでからも他の人を殺している殺人鬼と判断された。しかし、菜々子が持っていたビデオテープからその疑いは晴れる。廃墟となっていた旧加賀見病院で、中村由美を襲うが、虐待していた母親と重ねひたすら謝ったことで戦闘意欲を無くし白骨化(成仏)する。ちなみに、美々子による死の予告電話での最初の犠牲が彼女であった。
世田谷署の刑事。誘拐された小学生の息子の事を、マスコミが神隠しとして報道した事が原因で、息子が殺害される。以来、マスコミとオカルト話が大嫌い。一連の事件を予告電話と結びつけ調査する山下弘を最初は疎ましく思っていたが、山下の懸命さに打たれ、一転して協力するようになる。山下が刺された夜、自ら刺したという山下の主張を聞き入れ由美を逮捕しなかった事を後悔して、山下が由美に殺されてから何度も由美に面会し捜査を続けた。時折、性格が変わる由美や鏡に映る美々子の姿を確認し、由美を拳銃で撃つ決心をするが、逆に返り討ちに合い、頭部を撃たれて死亡する。
映画版では死の予告電話をひそかに孝子と探っていた。原作ではワンの死体の口の中に飴玉があるかどうか確認しようとしていたのは妹尾刑事であるが、映画版では彼が確認している。その後、由美の死亡を聞き急いで遺体の確認に行く途中、事故により死亡。
  • 妹尾刑事(原作のみ登場)
世田谷署の刑事。20~30歳くらいの若い刑事である。本宮刑事が由美のいる精神病院にて死んだ(殺された)直後に2ヶ月も先の2月10日10時49分の予告電話を受ける。杏子にかかってきた死の予告電話を回避するため、彼なりに出来る限りの事をする傍ら2ヶ月間捜査を続け、行方不明の中村由美を追い続けたが2月9日になって由美から電話がかかってくる。まだ1日あると思って由美に会いにいったが、結局、予定時刻より早く死ぬことになった。

「着信アリ2」編集

ストーリー編集

あの死の着信事件から約1年後の話である。自分を助けた山下弘(堤真一)を殺害した中村由美(柴咲コウ)は精神鑑定の結果、不起訴になり精神科に措置入院させられた。しかし彼女は本宮勇作(石橋蓮司)を殺害後失踪し、今は行方知れずである。 一年も経っているにも関わらず未だに、水沼美々子が関与したと思われる着信に寄る死亡事件は続いていたが、口の中から赤黒い飴玉が出てこなかったり、代わりに胃の中から台湾産の微量の石炭が発見されたり、携帯も持っていない人が犠牲になったりするなど少しずつ変化を見せていた。そんな中、保育士の奥寺杏子ミムラ)の周りでも、次々と死の予告電話によって次々と犠牲者が続出する。 やはり1年前の呪いはまだ終わってはいなかったのだ。そして杏子自身にも死の予告が着信される。 大きく取り乱すも杏子は恋人の桜井尚人吉沢悠)と死の予告電話の真相を追うジャーナリスト野添孝子瀬戸朝香)とともに死の呪いの元凶に迫った。孝子は死の予告電話の元凶とされる水沼美々子について調べ上げた。何と美々子は望まれて産まれて来た子ではなく、母親のマリエと実の父親の間に、性的虐待によって産まれて来た子だと言う事が分かった。そして一連の事件のルーツは台湾にあると知り、台湾まで行くことになった。死の予告を受けた杏子自身も、台湾に向かう。 なんと実は台湾でも日本と同様のあの死の着信事件が多発していたのだ。孝子の婚約者である弁護士のチェン・ユーティンの助けを借り、ルーツを探る3人。そこで杏子たちは呪われた村から、唯一生還した盲目の老婆ガオ・スウメイからリー・リィーという少女に関する80年前に起こった悲惨な事件の驚愕の事実を知る事になる…。

登場人物 編集

主要人物 編集

「さくら保育園」に勤務するチャイルドセラピストを目指す保育士。着信アリ2 のヒロイン。内山まどかの死体を確認した場で長い髪の少女(美々子か、リー・リィー)に会う。その直後 2月11日21時10分の予告メールを受ける。一連の事件が台湾に関係がありそうだという事を聞き、恋人の桜井尚人や野添孝子とともに台湾に渡る。
リリィが封じられた炭坑に乗り込みリリィに会ったが尚人の機転により救われ、炭坑から無事に生還することができた。その後、病院で二人の台湾の刑事に不可解な質問を聞かれる。
カメラマンを目指し世界を放浪する若者。「山平居」で働いていた所に、主人のジェンフォン謎の死に遭遇する。その後、野添孝子などを通して1年前に起こった死の予告電話について知り、事件に巻き込まれていく。恋人の杏子の元に予告電話がかかり助けようと台湾に渡る。
リリィの封じ込められた炭坑を爆薬で崩すなどの活躍を見せるが、杏子の死亡予定時刻が近付いた時、携帯電話を持っていなかったジェンフォンの死の謎に気付く。杏子の死亡を知らせる電話が鳴ったとき、代わりに尚人が電話を受け取り内容を聞いた事で杏子の身代わりとしてリリィに殺されて、連れて行かれた。その後、孝子と共に死体で発見される。

重要人物 編集

台湾弁護士。2月11日19時57分の予告電話を受けるが、直前まで隠し続けた。死の予告電話について調査していた友人のデータを解析し杏子達をサポートする。
死の予告電話を解決に導くために、自分の死ぬ時の記録をビデオテープに残した。予告時間と同時に何者かに果物ナイフで殺害され死亡。しかしビデオカメラの映像を見ると殺害したのはリー・リィーではなく美々子と共鳴してしまった孝子だった。
死の予告電話の謎を追うジャーナリスト。 23年前の夏、彼女が6歳の頃 2つ下の妹、順子(映画では双子の妹、真理子)と神社で遊んでいたとき、社務所で鳴り出した電話を妹に無理矢理取らせた。何故か恐怖を感じた孝子は妹をおいてその場から逃げ出してしまい順子は行方不明となり、後に川で死体が見つかる。それ以来その事件の責任を背負い続けていた。死の予告電話を執念深く追い続けている。
台湾にいる元婚約者(映画では元夫)のユーティンと連絡を取り合い、奥寺杏子や桜井尚人をサポートし、炭坑に乗り込み美々子に会って気を失った。気がつくと、腕時計は7時11分で停止、辺りに果物ナイフが落ちていた。やはりユーティンの事が心配になった孝子はユーティンの部屋まで引き返したものの、浴槽でユーティンの遺体を見つけた。そのときユーティンのビデオテープを見て、彼を襲う自分自身の姿を目の当たりにし、自分がユーティンを殺した事を知る。さらに炭鉱内ではすでに自身が美々子に殺されていたことも知る(その時点で美々子と共鳴してしまい新たな殺人鬼になった可能性がある)。ちなみに物語の最後に口から赤黒い飴玉を取り出して不気味な笑みを浮かべた。
鬼口村に住む老婆。呪われた村の唯一の生存者で、リリィ(映画版ではリー・リィー)が生きていた頃の友達。80年前、リリィが死んだ後、死を予告する手紙が届いたとき、読むことを拒み、両目をで突き刺して潰したことで難を逃れる。そのため目が一部凹んでいて灰色の目をしている。台湾での死の予告電話の発端やリリィについて杏子達に詳しく教える。日本語が喋れる。

被害者編集

  • 王健峰(ワンジェンフォン)(大久保運)、王美鳳(ワンメイフォン)(シャドウ・リュウ(劉致妤))
新宿で「山平居」(サンピンジュ)という台湾料理屋をやっている父娘。2月7日、メイフォンが不在の時に鳴ったメイフォンの携帯電話にジェンフォンが出てしまう。電話の内容はメイフォンの声や悲鳴、高温の油のはぜる音だったが、電話が切れた直後にメイフォン本人が現れ、その不思議な電話の話はうやむやになる。その夜、メイフォンではなくジェンフォン自身がその電話の内容通りに熱した油の入った鍋をひっくり返し揚げられて死んでしまう。ジェンフォンは携帯電話も持っておらず、一連の事件とのつながりは無いかに思われたが、かかってきた死の予告電話を別の人が取ると電話を取った人が身代わりに死ぬという例だった。この時、彼の口の中にはあの赤黒い飴玉が無かったが、代わりに台湾産の微量の石炭が胃の中から発見される。
  • 中村幸子
中村由美の母親。由美が小さな頃は虐待していた。夫とはかなり仲が悪かった(後に離婚した)ようで、その腹いせとして幼少の由美を虐待していた模様。浜松市にあった家は由美が逮捕された夜に炎上したが、幸子の遺体などは見つからず行方不明のままだった。取材に来た野添孝子によって中村家の墓石の下で死後4ヶ月経過した幸子の遺体が発見された。衰弱死で墓石の下で数週間生きていたと見られる。不思議なことに死体の握っていた携帯電話は電池切れしていなかった(おそらく、娘の由美自身に虐待の怨みをぶつけられ、殺された可能性が高い)。さらに長年の雨によって風化して墓石が軽くなっていたのにも関わらず、脱出しようとしなかった。
「さくら保育園」に勤務する保育士。 2月7日にジェンフォンの店で2月8日18時01分の死の予告電話を受けたが、恋人の悪戯と思っていた。 8日に奥寺杏子とテレビ電話機能で会話しているときに、まどかの後ろに少女が現れたがまどかは全く気付かずにいた。何も分からないまま予定時刻を迎えシャワーのホースを首に巻き付けられ、何者かに不自然な体にされて死亡。彼女もワン・ジェンフォンと同様赤黒い飴玉が見つからなかった代わりに彼女の胃からも微量の石炭が検出された。台湾の炭鉱でリー・リィーの力で、襲い掛かって来た。

「着信アリFinal」編集

ストーリー編集

安城高校2年C組は修学旅行で韓国へ出港した。フェリーの甲板で楽しそうにビデオを撮る生徒たちやはしゃぎ回る生徒たちだが、草間えみり黒木メイサ)はどこか浮かない顔をしていた。小学校からの幼馴染みの松田明日香堀北真希)がイジメにあっていて、修学旅行に一人参加していなかったからである。 その夜、船室には数人の生徒が集まり、怪談話で盛り上がっていた。と、その時、ある女子生徒の携帯電話から奇妙な着メロが鳴り響く。発信元はその生徒のもので、しかも着信時刻は未来の時刻だった。さらに首を吊った自分の姿が写っていた。もちろんそんな事が出来る生徒は誰一人としていなかった。その生徒は誰かのいたずらだろうと思って奇妙な着信を放って置いた。 数年前に人々を恐怖のどん底に陥れたあの「死の予告電話」だったと言う事も知らずに…。 その生徒は予告通り、パムと同じく首を吊り、死んでしまった。それを皮切りに、その後も次々と死の予告電話が生徒たちを襲い、着信を受けた生徒は一人、また一人と次々に不可解な死を遂げてしまう。 一度、着信を受けると決して死の予告からは逃れられないのだが、一つだけ逃れる方法があった。 それは「転送スレバ死ナナイ」というものであった。もし、死の着信を受けたとしても、誰かに転送すればその死の運命から逃れられるようだ。しかし転送を受けてしまったものは、その死の着信はもう誰にも転送出来ないのである。 その呪いにより、楽しい筈だった修学旅行は修羅場と化した…。 ある生徒は、その通り、誰かに転送して死の運命から逃れた者もいれば、転送せずに、そのまま予告通りに死んだ者もいた。中には転送して助かったものの、精神がおかしくなり、入院した者もいた。 2年C組は、誰に転送するかを巡りパニックに陥っていく中、えみりは心身共に疲れ果てるも韓国人のボーイフレンド、アン・ジヌ(ジャン・グンソク)とともに「死の予告電話」の元凶にせまる。必死の元凶究明した結果、死の予告電話は、どうやら日本から発信されているようなのだ。しかも明日香の部屋からである。死の呪いは明日香が掛けて来ているのではないかと思われた。本当に明日香が死の予告電話の転送し続けているのだろうか。しかし、アンはパソコンの死の予告電話に関するインターネットで死の着信の元凶は水沼美々子という少女であると知る。その内容とは美々子は代理ミュンヒハウゼンという精神病を患っていた事、それがバレて母のマリエに見捨てられ、発作が起きて誰の助けも得られずに死んだ事、彼女と同じ境遇の人間が彼女の魂と共鳴し、「第二の水沼美々子(おそらく中村由美)」が生まれてしまった事などが書かれていたのである。アンはこの事についてある提案をえみりにぶつけた。明日香が美々子や見捨てられて死んで行った者たちに操られていて、いやその元凶達が明日香のパソコンのインターネット回線に取り付いてそれを通じて死の予告を送っているとすれば、そのパソコンに大量のメールを送り込み、フリーズさせて予告を送れないようにすれば良いのではないかというものだった。 いわゆるスパムメール作戦である。これを聞いたえみりたち安城高校の2年C組の生徒達は最後の望みをその作戦に託し、韓国の人々に身振り、素振りで協力を呼びかける。中には韓国人に日本語で助けを求めている生徒もいた。えみりも右手に日本製の携帯、左手に韓国製の携帯を持ち、友達や家族達のアドレスなどいるだけの人々のアドレスをスクロールし、「助けて下さい。死の予告電話によって何人もの生徒が死んでいます。呪いの伝染を止めるためにパソコンをフリーズさせたいのです。このアドレスに出来るだけメールを送って欲しいのです。もしあなたで止めてしまえば、大切な人に呪いの予告が来るかもしれません」と送った。同様にアンもパソコンを通し、世界中の人々のパソコンに明日香のアドレスを送った。 それらを見た人々は、「ねえ?これ、マジやばそうなんだけど?」、「おっしゃ!止めてやろうじゃないか!その死の呪いとやらを!」、と送る人もいれば、「私も協力して止めます。だから諦めないで下さい!」、「霊とか怨念なんかに負けないで!」という励ましのメールを明日香に送る人もいた。 そしてその情報は瞬く間に世界中に広がった。そして運命の瞬間、安城高校の生徒達はパソコンを使い、いっせいに明日香のパソコンにメールを送った。果たして死の予告電話の連鎖を食い止める事が出来るのだろうか…。そして…

登場人物編集

主要人物編集

『着信アリFinal』のヒロイン。
最後の着信を受ける。明日香の昔からの親友。修学旅行にて起こった死の予告電話により、次々と仲間が死んでいくのを見て、もはや精神の限界寸前にまで追い詰められるも、韓国の友達のアンと共に死の予告事件の元凶に迫っていた。その時明日香のイジメは自分のせいだと気付き、それを怒って、死の着信を送っていると思い、そこで自分は死の予告を受け入れ、誰にも転送しないで自分の犠牲で終わらせようと美々子を連れて行こうとする。実は当初、えみり本人がイジメにあっていて、それを見かねた明日香が彼女を庇った事で、今度は明日香自身が酷くイジメられるようになり、イジメを止めようにも怖くて、再びイジメに遭うことを恐れ、止められずにいたのだった。死の着信が来た時に、彼女は死を覚悟したが、土壇場でアンたちのスパムメール作戦を提案し、活躍によって美々子の魂が消えたため、生還する(彼女も、明日香との強い友情があったからこそ生還出来たのであるとの見方が強い)。三作目の終わりに日本に帰国し、明日香と約束していた海に出掛ける。しかしアンを失ったショックで病気になってしまったからか、何故か車椅子に乗った姿であった。彼女も明日香との友情で死の連鎖を止めたと見られる。
『着信アリFinal』のもう一人のヒロイン。
おそらく美々子から最初の着信を受ける。えみりの小学校からの、幼馴染みでもあり、親友でもある。クラスでイジメを受けていたため、修学旅行に参加していない。パム(映画版のみでの設定)というあだ名で呼ばれていた。もともと「パム」というあだ名ではなく、あだ名も長かったのだが、呼び難かった為に「パム」となったらしい(原作では彼女ではなく、湯川公子という女子生徒だったが、そのあだ名の由来は彼女の名前を分解したものと「スパム」という言葉を合わせて付けられた物である)。2年C組の生徒の携帯に死の予告電話をパソコンを通して送り続けていた殺人鬼かと思われていたが、それは美々子が明日香に化けて行っていた事であり、本物の彼女は首吊りによる自殺未遂で病院で入院していた。韓国での死亡事件を知った彼女は今までの犠牲は全部自分のせいだと思い、今までイジメから庇っていたえみりにつらいのは充分に分かっていたから、もう自分を責めたりしない様にと言い残して、美々子を連れて、美々子が行くべき所にえみりの代わりに行こうとする。だがアンたちが土壇場で思いついた方法を行った事によって美々子の魂が消滅し、生還する(しかし、殆どはえみりとの友情が美々子の邪悪な力を上回ったからこそ生還したという面も大きい)。その後えみりと一緒に約束していた海へと出掛けた。
一方原作では、パソコンのサイトで知り合った「mimiko」と名乗る人物からの協力で、イジメの辛さにより自殺した湯川公子(原作でのパム)の仇として死の予告電話を恨みを籠めて送っていた。が、アンは明日香と知り合った「mimiko」という人物は「水沼美々子」のことではないか、彼女がインターネットを通じて死の予告電話を送っているのではないか、彼女はその美々子に操られて死の予告電話を送っているのではないかと考え、安城高校の生徒たちとえみりと共にスパムメール作戦を実行したことにより、目を覚ました。その後に、美々子によりパソコンが再起動し、直後、えみりと共に見た夢の中で美々子に自分の携帯に転送させるように言ったが、二人の友情が美々子の魂と彼女と同じ境遇によって今まで死んだ人たち(おそらく前二作に登場した中村由美やリー・リィも含まれていたと考えられる)の恨みを消滅させていき、生還する。その後、えみりと共に約束していた海に出掛ける。こう見れば、死の連鎖を食い止めたのは彼女とえみりだとも言える。

被害者編集

一番目の犠牲者。船内の部屋で明日香から、転送の形で着信を受け、翌日の昼に、パム(映画版では明日香のあだ名であり、原作では自殺した湯川公子のあだ名)と同じ首吊り死体となって発見される。
二番目の犠牲者。かなりのイジメっ子で呪いの着信を全く信じようとしなかったが、電柱から落ちて来た電線に首を絡められて、感電死した。その後、首が焼け爛れた状態で、死体で発見される。
原作では、トラックに突っ込まれて死亡。
三番目の犠牲者。争いの末、友香から転送を受け、ベッドの下に引きずり込まれる。だが遺体はベッドの下ではなく、後に赤池と共にクローゼットの中で、体の関節が通常と逆に折り曲げられた状態で発見される。
原作でもベッドの下に引きずり込まれ、関節を折り曲げられて殺されるが、赤池と共にミストサウナで発見される。
四番目の犠牲者。死の予告を受け、速人たちにクローゼットに閉じ込められる。(原作ではミストサウナ)その中で謎の力によって体をバキバキに折り曲げられて死亡。
原作ではミストサウナにて何者かに首と胴体を引きちぎられて死亡。
五番目の犠牲者。浩之と付き合っている。その浩之を奪われて恨んでいた真理に転送され、乾燥機の中で頭部と胴体が切断された上に焼け爛れた状態で発見される。
原作では乾燥機の中で白目をむいた状態で発見される。
六番目の犠牲者。己の身を守るため、生徒から携帯を取り上げていたが、楓に隠し持っていた携帯で転送される。その後、右手に自らの心臓を握った状態の死体で発見される。
  • 松本(原作のみ登場)
原作での六番目の犠牲者。体育教師。死の予告電話の存在を信じなかったため、「もし、そんな着信が来たら、俺に転送しろ」と言ってしまい、既に着信を受けていた楓が彼に転送、そして成す術もなく、スプリンクラーのように体から大量の血が噴き出して死んだ。
七番目の犠牲者。輝也と同じくイジメっ子で、いつもイジメていた信一から転送を受けて、その直後、なぜか鶏の羽を吐いて死亡する。(おそらく鶏に自分の境遇を重ね合わせた明日香の恨みによるもの)
死に方は基本的に同じだが、原作では鶏の羽を吐いた後、大量に吐血して死亡。その際頬の肉片も飛び散っている。
  • アン・ジヌ(ジャン・グンソク)
最後の犠牲者。えみりのボーイフレンドで、韓国に住んでいる。耳が聞こえないため話せない。えみりやその友達と共に呪いの元凶を探り、遂にその元凶が美々子であると突き止め、さらにその美々子が明日香のパソコンに潜んでいるとも知ったため、彼女のパソコンをフリーズ出来れば呪いの連鎖が食い止められるのではと思ったため、人々に協力を呼びかけ、大量のメールを送り込み、美々子を消滅させるなどの活躍を見せるが、最後は着信を受けたえみりを救うため、えみりの携帯から自ら転送した直後、吐血して死亡。
原作での彼は、安否が定かではない。

ここから紹介する被害者は死の予告を受けたが、転送して助かった人、もしくはその他の被害者

三番目に着信を受ける。激しい争いの末、瑞江に転送し助かるが、頭がおかしくなり(精神が崩壊してしまい)、事件後にその場に居合わせた同じ班の美保と恭子と共に入院。
六番目に着信を受ける。浩之をみのりに奪われた恨みでみのりに転送。助かるものの、浩之から「サイテーだなお前、この人殺し!」と非難される。
八番目に着信を受ける。生徒から無理矢理携帯を取り上げる木部教員に「バカな大人は死んで下さい!」と言い、隠れて転送し助かる。
原作では、体育教師の松本に転送をする。
十番目に着信を受ける。かなり陰気でいつも薄気味悪く笑っていて、丈弘(実際、イジメていたのは首謀格である彼だけではないが)からよくイジメを受けていた。木部の死体を発見した直後に着信を受け、それを聞いた生徒たちに追われる。携帯を取られそうになるが、ギリギリのところで丈弘に転送して助かる。

殺人鬼 編集

  • 水沼美々子(大島かれん)
水沼毬恵が実の父親に性的虐待を受けて産まれた娘で、殺人鬼の一人。偶然押し入ってきた男に性的暴行を加えられて生まれてきた娘であるというもう一つの生い立ちがあり、彼女の祖父が(毬恵から見れば彼女の父親)はその男を刺し殺した罪で刑務所暮らししていたことが孝子の調査で分かった(実際、上記のどちらが正しい生い立ちかは定かではない)。かなりの念力の持ち主で、大人の人をいとも簡単に吹き飛ばしてしまうくらいの威力である。また、他の人間に化けて殺人を行うこともあった。
生前は喘息を患い、母親の毬恵に加賀見病院に何度も運ばれていた。妹の菜々子を虐待し、加賀見病院(移転前の旧加賀見病院)に送って看病して良い姉を演じることに喜びを感じていた(いわゆる代理ミュンヒハウゼン症候群 という精神病)。そのところからサイコパスである可能性が高い。2002年12月24日、菜々子に包丁で斬りつけた所を母親の毬恵に見つかった。怒った毬恵が美々子から携帯を無理矢理に取り上げて菜々子を病院に連れていっている間に喘息の発作が起き、誰の助けも得られずに悶え苦しみながら死亡。それが発端となり、その後に日本で起きていた死の予告電話の事件に多く関与した。
『着信アリFinal』でアンたちの活躍によって、明日香のパソコンに送り込まれた大量のメールが原因で、彼女が潜り込んでいたパソコンがフリーズ、ショートしてしまい爆発四散したこととえみりと明日香の強い友情の力により、成仏というより彼女の魂そのものが完全にこの世から消滅してしまった。彼女が消えたことにより(「Final」どおり)、死の予告電話はもう起こらないのではないかと考えられる。しかし、美々子と共鳴した人物が他にもまだ存在しているとすれば呪いの連鎖はまだ終わらないようだ。
  • 李麗(リリィ)<映画版ではリー・リィー>(小泉奈々)
台湾炭坑の侯硐の近くの村で生まれた殺人鬼。 体が小さいのにも関わらず、美々子と同じような強い念力を持つ。他人にも化ける事が可能である。原作ではある程度喋っていたが、映画版ではあまり喋っていない。7~8歳の陰気な子どもで、村の子ども達によくいじめられていた。村に伝染病が流行ったとき、村人達の死を予言するようになる。村人達の目に伝染病はリリィによる呪いと映り、リリィの口をで縫いつけ炭坑に封印してしまう。リリィは炭坑の中で 約50日間呻き続けて苦しみながら死んだ。その直後に、村人達宛に受け取り人の筆跡で死を予告する手紙が出回り、ガオを除いて村は全滅した(おそらく酷い目に合わせたことによる恨みだと思われる。このことから彼女は、もともと人を呪う力があったのではなく、死期の近い人がいつ死ぬかを予告していただけなのであると推測できる)。
杏子と尚人の前では口元を糸で縫い合わせた少女の姿で現れ、坑道に乗り込んできた杏子を捕らえて、尚人を太い針で刺したり、切りかかったりして襲い掛かった。その後、二人を電波塔まで追いかけ回した末、杏子の身代わりとなった尚人を殺害し、どこかへ連れて行ってしまった。その後の行方は不明。
美々子との関連はあまり語られなかったがリリィの呪いがその後に死んだ美々子と共鳴し、それが美々子が殺人鬼になるきっかけを作ったと思われる。

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関連項目 編集

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de:The Call (Film)fr:La Mort en ligne it:The Call - Non rispondere pl:Nieodebrane połączenie (film 2003)

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