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テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Novel テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:文学魍魎の匣』(もうりょうのはこ)は、京極夏彦の長編推理小説妖怪小説である。京極堂シリーズの第二弾。第49回日本推理作家協会賞受賞作。2007年12月22日に劇場版が公開された。

概要 編集

経緯 編集

書籍情報 編集

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あらすじ 編集

暗い性格で友達もいなかった楠本頼子は、クラス一の秀才で美少女の柚木加菜子に突然「私たちは互いが互いの生まれ変わりなんだ」と声をかけられる。不思議な事ばかり言い、難しい文芸雑誌を読む加菜子に戸惑う頼子だが、互いに孤独だった二人は親交を深め、2人で最終電車に乗って湖を見に行こうと約束するが、加菜子は中央線武蔵小金井駅のホームから突き落とされ、列車に轢かれてしまう。

その列車に、たまたま勤務帰りの木場が乗り合わせていた。木場は加菜子が運ばれた病院に向かうが、そこへやってきた加菜子の姉・陽子を見て目を疑う。彼女は木場が密かに憧れる女優・美波絹子に瓜二つだったのだ。

瀕死の重傷を負った加菜子は、謎の研究所に運ばれ、集中治療を受ける。実は加菜子は、絶対に死ぬわけに行かない身分の娘だったのだ。

その頃、多摩を中心に、バラバラ死体が相次いで発見される。事件を取材する敦子と、それに付き合っていた関口、鳥口は、森の中で道に迷ううちに、謎の建造物を見つける。それは正方形の巨大な、まさに「匣」だった。加菜子はこの中で高度な治療を受けていた。

そして、厳戒態勢の中、治療を受けていたはずの加奈子は忽然と姿を消す。木場は、陽子が加菜子を誘拐する予告状を持っているのを見つける。

登場人物 編集

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木場 修太郎(きば しゅうたろう)
武蔵小金井駅での事故に居合わせたことで、美波絹子と出会う。
鳥口 守彦(とりぐち もりひこ)
御筥様を調べていく内に、バラバラ殺人事件の被害者達との接点を見つける。

柚木加菜子殺人未遂、誘拐事件の関係者 編集

楠本 頼子(くすもとよりこ)
私立に通う女子中学生。器量は良いが不遇な家庭環境に育ち、暗い性格のため友達もできなかったが、「自分たちは互いが互いの生まれ変わり」と言う加菜子と親しくするうちに変わっていく。加菜子には憧れに似た感情を抱いている。
加菜子殺人未遂事件後、しばらくしてから、福本に「黒い服の男に加菜子は突き落とされた」と証言し、加菜子が入院している美馬坂近代医学研究所に見舞いに行ったが誘拐事件に居合わせた。
柚木 加菜子(ゆずき かなこ)
頼子の友達。頼子以上の美少女で、男のような喋り方をする。才色兼備だが、友達が少ないことで寂しい思いをしており、似た境遇の頼子と仲良くなる。陽子の歳の離れた妹。本人は知らないが柴田財閥と関わりがある。頼子と一緒に家出しようとしたが、武蔵小金井駅で事故にあって瀕死の重傷を負ってしまう。美馬坂近代医学研究所に入院したが、姿を消す。
柚木 陽子(ゆずき ようこ)
加菜子の姉。過去に芸能活動を行っており、当時の芸名は「美波 絹子(みなみ きぬこ)」(実母の名前を芸名にした)。加菜子を美馬坂近代医学研究所に転院させた。
雨宮 典匡(あめみや のりただ)
柚木姉妹を世話している青年。冴えない外見の茫洋とした人物。加菜子が失踪した後、姿を消した。
増岡 則之(ますおか のりゆき)
柴田財閥の顧問弁護士の一人。仕事上ある事について柚木家と交渉をしている。誘拐事件後、加菜子捜索の件を榎木津礼二郎に依頼する。
美馬坂 幸四郎(みまさか こうしろう)
柚木陽子の知り合いの医師。医師というより研究者に近い。登戸にある美馬坂近代医学研究所の所長。
須崎 太郎(すざき たろう)
美馬坂の助手。加菜子が失踪した後、焼却炉で撲殺死体で発見される。
甲田 録介(こうだ ろくすけ)
美馬坂近代医学研究所で働く技師。

御筥様関係者 編集

信者は教主と共に霊力を秘めた筥を信仰し、穢れた金を教主に預ける。

寺田 兵衛(てらだ ひょうえ)
「穢れ封じ御筥様」教主。
二階堂 寿美(にかいどう すみ)
「穢れ封じ御筥様」事務員。派手な女性。
楠本 君枝(くすもと きみえ)
楠本頼子の母。雛人形の頭を作る職人。頼子の反抗期で傷ついたために信者となる。
清野(きよの)
信者の身内。その身内に信仰をやめさせるために、御筥様の信者の名簿を盗み出し自分が調べた事実を書き加えて、「實禄犯罪」の鳥口守彦に渡した。

武蔵野少女バラバラ殺人事件・被害者 編集

浅野 晴子(あさの はるこ)
二番目の被害者とされる。飯能の小学校の先生の娘。品行方正な性格。
小沢 とし江(おざわ としえ)
三番目の被害者とされる。
柿崎 芳美(かきざき よしみ)
四番目の被害者とされる。川崎の写真館の娘だが、不良少女で美人局をやっていた。補導されていた時に指紋が残されて、身元判明になった。

警察 編集

石井 寛爾(いしい かんじ)
神奈川県警の警部
大島(おおしま)
木下 國治(きのした くにはる)
福本(ふくもと)
武蔵小金井駅前派出所に勤務する巡査。

その他 編集

久保 竣公(くぼ しゅんこう)
中禅寺敦子の勤める稀譚舎が出版している近代文藝に寄稿している新進幻想小説家。新人賞を取った「蒐集者の庭」を発表している。現在、箱を愛する男が主人公の「匣の中の娘」を執筆中。
小泉 珠代(こいずみ たまよ)
稀譚舎の社員で関口の担当編集者。
山嵜孝鷹(やまさきたかお)
稀譚舎の社員で「近代文藝」の編集長。関口に彼の作品の単行本化の話を持ちかけて、編集室に来た久保竣公を紹介した。
寺内(てらうち)
稀譚舎の社員で書籍。
伊佐間 一成(いさま かずなり)

映画 編集

魍魎の匣
監督 原田眞人
製作 小椋悟
柴田一成
井上潔
脚本 原田眞人
出演者 堤真一
椎名桔平
阿部寛
黒木瞳
音楽 村松崇継
主題歌 東京事変『金魚の箱』
撮影 柳島克己
編集 須永弘志
配給 ショウゲート
公開 日本の旗2007年12月22日
上映時間 133分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 姑獲鳥の夏
allcinema
  


概要 編集

前作の日本ヘラルド映画に代わり、ショウゲートの配給により2007年12月22日公開された。製作プロダクションはフューチャープラネット小椋事務所。監督を始め、多くのスタッフが前作から変更となっている。一方、主要キャストはほぼ前作を踏襲しているが、関口巽役は前作で演じた永瀬正敏が腎尿路結石のため降板し、椎名桔平が登板した。

2005年に撮影が開始され、2007年5月に完成した。内容は小説版の主要エピソードを組込みながらも、大胆な改変が行われている。昭和27年の東京を再現するため、中国上海でロケが行われた。ノベルス版に写真が掲載されていた美馬坂医学研究所の箱のような建物もセットで再現している。

2008年谷村美月が本作と、『檸檬のころ』、『茶々 天涯の貴妃』において、第3回おおさかシネマフェスティバル助演女優賞を受賞した。

キャスト 編集

スタッフ 編集

主題歌 編集

アルバム『娯楽 (バラエティ)』(EMIミュージック・ジャパン2007年10月1日発売)収録。

なお、京極夏彦作品の表紙を手がけたイラストレーターブックデザイナー辰巳四郎は、東京事変のボーカル椎名林檎の叔父である。

サウンドトラック 編集

「魍魎の匣」製作委員会 編集

漫画 編集

志水アキによるコミカライズ。「」で連載。

  • 『魍魎の匣』(1)(怪COMIC)、角川書店、2007年12月発売。(ISBN 9784048541565

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関連項目 編集

外部リンク 編集


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